LINEとの統合でアジア制覇へ! Zホールディングスが新しく追加に 1月の日興ストラテジー・セレクション

ここが狙い目! 日興ストラテジー・セレクション/ 日興フロッギー編集部岡田 丈

今の社会動向や投資環境をもとにホットな銘柄を毎月選定している「日興ストラテジー・セレクション」。1月号ではYahoo! JAPANでおなじみのIT企業、「Zホールディングス」が新たに仲間入りしました! Zホールディングスの投資ポイントをチェックして、これからの銘柄選びの参考にしてはいかがでしょうか。

ヤフーとLINEを傘下におさめる「Zホールディングス」

2019年11月18日、「 Zホールディングス 」は「 LINE 」とともに、2020年10月までに経営統合することを発表。12月23日にはその最終合意が締結されました。

Zホールディングスは、2019年10月1日にヤフー株式会社が持株会社体制へと移行するのに伴って、新たに生まれ変わった企業です。「 ソフトバンクグループ 」傘下で、ポータルサイトとして国内首位のユーザー数を誇るYahoo! JAPANを運営しています。

統合で同業他社を引き離しへ

そもそもインターネット業界は、事業再編などが目まぐるしく起こる業界ですが、ヤフー自身もYahoo! JAPANのサービス開始以来、次々とM&Aを繰り返しています。オフィス用品配達の「 アスクル 」、旅行予約サイトの一休、インターネット専業銀行のジャパンネット銀行、最近ではファッション通販サイトを運営する「 ZOZO 」を買収し、サービスのジャンルや顧客層の幅を広げながら、事業を拡大・成長させています。

今回発表されたLINEとの統合では、それぞれの強みがさらに引き上げられそうです。Yahoo! JAPANはパソコン向けサービスを強みとし、月間6700万人程度のユーザーはPCに馴染んだ中高年層が中心です。一方、LINEはスマホに馴れた若年層が中心で、月間8200万人と国内最大のユーザー数を誇り、海外でも1億人超が利用しています。ユーザーの幅が広がるだけでなく、これまでヤフーになかったメッセンジャーアプリや音楽・ゲーム配信なども提供できるようになることで、国内の同業他社を大きく引き離すことも考えられそうです。

幅広いユーザーの情報力が武器に

統合後の事業展開イメージにも注目してみましょう。たとえば、Yahoo! JAPANが得意とするEC事業で購買記録を分析しユーザーの嗜好を予測することで、LINEでの商品情報の提供やさらに購買へとつながる可能性があります。

ユーザーの嗜好分析、幅広い顧客にピンポイントの商品提供をするのが同社の強みで、その姿勢はこれまでの統合からもうかがうことができます。2020年3月期第2四半期決算ではアスクルグループおよび一休における売上収益の増加を受け、同社のコマース事業の売上は前年同期比6.1%増、営業利益は同14.5%増と好調です。

LINEとの統合で得られる情報力アップを考えれば、売上げ拡大の継続も期待できそうです。また、2024年3月期以降、利益拡大フェーズへの移行を想定している同社では、2250億円(過去最高益)と設定している営業利益目標を上方修正する考えも示しています。

アジア制覇からグローバル展開へ期待

海外で月間1億人超のユーザーを誇るLINEですが、国別に見るとタイで4500万人、台湾で2100万人、インドネシアで1600万人と、その中心は中国を除くアジアです。

世界のインターネット業界は米国のGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)や中国のBAT(Baidu(バイドゥ)、Alibaba(アリババ)、Tencent(テンセント))が圧倒的な強さを見せています。そこでまずはLINEとの統合を機にアジア圏で事業を拡大させる考えを示す同社。「日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニー」を目指し2社のノウハウを結合させたスーパーアプリの展開も予定しています。人気アプリにはユーザーが集中しやすい点からも、一気に存在感が高まると考えられそうですね。

強力なOne Teamで、活躍の場をアジアへ

国内最強とも言えるタッグをLINEと組んだZホールディングス。両社の強みを活かしたデータマーケティングや、アジア圏でのさらなる飛躍にこれからも期待が高まりそうですね。

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※Zホールディングス(4689)は記事執筆時点で、日本証券金融の注意喚起銘柄に指定されています。
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次回は2/5(水)配信予定です。