【投資信託 第1回】さまざまな企業の株を“おまかせ”で“いっぺんに”買える!

不透明な時代を生き抜く「資産づくりの選択肢」/ MonJa編集部日興フロッギー編集部Junichi Kato

日本には株式を上場している会社が3800社以上あります。でもこんなにあると、「どの株を買えばいいかわからない!」という方もいらっしゃるのでは。そんな方にご紹介したいのが、専門家が株式を厳選して運用する「投資信託」です。

初級者が資産形成するならまずは「投資信託」

投資をする企業を選ぶのは、楽しいものです。将来儲かっている自分を思い浮かべながら、日興フロッギーの銘柄分析や「億り人」の記事を参考に、銘柄を絞り込んでいく時間は、株式投資の醍醐味でしょう。

しかし、3800銘柄もある中から「買いたい」「儲かりそう」な銘柄を選び出すのは大変と感じる方もいらっしゃるのでは。

今回紹介する「投資信託」は、そんな悩みを解決できる金融商品です。「株式運用のプロに銘柄を選んでもらう」「数百の銘柄に分散投資する」「銘柄の入れ替えもおまかせする」――投資信託を使えば、そんなことが可能となります。

投資信託の仕組みと特徴

投資信託は、①多くの投資家(みなさんのことです)から資金を集め、②その資金を原資にして、③専門家(ファンドマネージャー)が株式などに投資して、④運用成果(株式なら配当や売却益)を投資家に分配する、という仕組みになっています

それでは、ポイントになる部分を、詳しく紹介していきます。

銘柄・時間の分散効果

投資信託は、全国各地の証券会社や銀行などで販売されています。投資信託を運用する会社は、こうした販売会社を通じて、日本全国の投資家から資金を集めます。

そうして集められた資金を、資産運用会社の運用担当者が株式などに投資します。投資信託の商品によって投資先や本数が異なり、たとえば株式を対象とする投資信託の場合、数十~数百銘柄、商品によっては1000銘柄以上の銘柄に投資するものもあります。

ですから、1本の投資信託を買うだけで、たくさんの銘柄へいっぺんに投資するのと同じ効果(銘柄分散)を得ることができます。

また、最近では「1000円」から買える投資信託も増えているため、少額で積み立てていくことで「時間分散」の効果を得ることもできます。

投資信託の2つのタイプ

投資信託には、投資する対象によって、大きく分けて「アクティブ型」と「インデックス型」があります。アクティブ型とは、運用の専門家がオリジナルの視点で銘柄を厳選する投資信託です。

一方、インデックス型(パッシブ型)は、市場の平均的なリターンを追求するために、TOPIXや日経平均などの「株価指数」に連動することを目指す投資信託です。

運用成果と信託報酬

投資信託は、「基準価額」と呼ばれる時価で評価されます。そして、株価と同じように、投資信託の「基準価額」は常に変動していきます。

たとえば、その投資信託に含まれる銘柄が値上がりすると、基準価額は上昇します。投資を始めた時点から、基準価額が30%上昇した時点で投資信託を売れば、元本に対して30%弱※の利益を得られるというわけです。

逆に、構成銘柄の株価が下落して基準価額が下がってしまうと、投資家は含み損を抱える状態となります。

※投資信託には「信託報酬」と呼ばれる手数料等がかかるため、基準価額の上昇がそのまま利益になるわけではありません。
カエル先生の一言

信託報酬って何?
信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間に支払い続ける費用のことです。別途支払うのではなく、「純資産総額に対して何%」といった形で、毎日差し引かれます。

この他、株式の配当と同じように、運用資金の一部を定期的に払い出す「分配金」という仕組みもあります。

初めての方は「インデックス型」がベター

このように、「おまかせで複数の銘柄をいっぺんに買える」投資信託ですが、初級者の方にオススメなのが「インデックス型」の投資信託です

たとえば、「日経平均株価」は日本を代表する225銘柄の平均株価を示した指標です。この日経平均に連動するタイプの投資信託を買えば、日経平均に採用されている225銘柄の株式を買ったのと同じ意味を持ちます

また、東証1部に上場している全銘柄の株価の平均を示す「TOPIX」(東証株価指数)に連動する投資信託であれば、1本買うだけで、2100社以上の銘柄にいっぺんに投資することになります。

「アクティブ型」の場合、その投資信託の運用方針や過去の実績などを吟味する必要があるため、ある程度投資に慣れた人向きの商品と言えます。

しかし「インデックス型」であれば「投資する市場・指数」を選ぶだけ。大まかな投資の判断材料は「経済の先行き」だけです。また「インデックス型」のほうが「アクティブ型」に比べ、信託報酬や手数料もリーズナブルに抑えられることも特徴です

まとめ
・投資信託は「専門家が」「たくさんの銘柄を」「おまかせで運用してくれる商品」
・「アクティブ型」と「インデックス型」の2種類がある
・投資初心者向きなのは市場平均に連動する「インデックス型」
・少額で積み立てながらたくさんの銘柄に投資できるので「時間分散」「銘柄分散」の効果が得られる

投資信託の対象は、日本株だけではありません。アメリカやヨーロッパ、新興国など海外の株式にも投資できるのも投資信託の特徴です。次回は、その点について解説していきます。

カエル先生の一言

指数に連動するインデックス型の投資信託は、比較的手数料が安く、値動きもわかりやすいため、初心者や、手軽に運用したいと思っている人にはオススメです。

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次回は8/18(火)配信予定です。